ほかんブログ

早稲田大学を中心としたランニングサークル早稲田ホノルルマラソン完走会のブログです。

ブログというより日記な早稲田祭2019

*この物語はフィクションです。実在する団体、個人とは一切関係ありません。

*外来語を使わない縛り。固有名詞は除く。

*敬称略。

 

開幕

 

序幕

 

2019年11月2日、3日にかけて開かれた早稲田祭ホノルルマラソン完走会はその早稲田祭で「もちもち君(仮)」を販売した。これはNの発案により実現した。彼女の家には常に常備されているだとか。いないとか。

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原案


これらん他にもたくさん案はあった。Sによる「いちごあめ」、Sによる「きゅうり浅漬け」などなど。道中、たくさんの紆余曲折を経て大福となった。

 

第一幕

 

夏休みも終わりに近づき、日も短くなってきたようなある日彼には、塗装に必要な塗料などの買い出しにも協力してもらった。大都会新宿に呼び出したのにもかかわらず快く応じてくれた。その彼とはGである。金曜日の夕方ということもあってどこか浮かれている新宿を彷徨い歩き、なんとかブツを手にした。だが、ここで重大な問題が発生した。それは、どちらがこのブツを持ち帰り、当日に持ってくるかである。そこで、我々は悩んだ。そして出した結論は、、、、

「都会っ子I宅に置いて帰る」という選択肢である。だが、そんなにうまい話があってもいいものだろうか。とりあえず掛けてみようというとなり、半ば祈るような想いで彼に電話をかけた。

 

プルルルル、プルルルル

 

何コール目だろう。

 

ガチャ、(実際にはガチャという音はしない)

 

I「もしもし、こちらIです。何か御用でしょうか。」

G「もしもし、こちらYですが今から、Iの家に荷物置きに行っていいでしょうか?」

 

~中略~

 

F「おっけー、今から行くわ」

 

I家では年功序列なので彼の部屋がないらしい。そこで我々は、彼の姉上の許可をいただきI家に荷物を置くことになった。快諾してもらったように受け止めたかもしれないが実際には壮絶な戦いが繰り広げられた。けれど、ここで行われた交渉については口外できない。

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貢ぎ物



こうして我々は、荷物を持って帰るという恐怖に打ち勝ったのである。しかし、安堵したのも束の間。一難去ってまた一難とはこの時のために作られた言葉だ。ブツが重い。びっくりするぐらい重い。1貫は優に超えるほどの重さに苦しみながら歩くこと15分。ようやく彼の家にたどり着いた。そこで衝撃の告白をされた。

 

「ああ、無料大型乗合自動車あるよ。帰り乗って行けば。」

 

 

 

こうして帰りは無事、無料大型乗合自動車に乗り新宿駅にたどり着いた。我々にはもう一つやらねばならないことがあった。Yとつけ麺を食べに行くことである。「風雲児」というつけ麺屋にである。そこでの食事に満足した我々一行は、そうそう帰路に就いた。ある者は闘球を見るために、またある者は25里走るために秋田に向かう準備をするために。

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つけめん

 

第一幕 完

 

ほっと一息。

最近の僕のどうでもいいことを聞いてください。

昨日と今日、中学の後輩と高校の後輩に会いました。

 

第二幕

 

 

10月に入り、あと一か月のところまで迫ってきた。そんな10月3日。その日は朝から屋台の塗装を行った。屋台の塗装は、参加者の中で随一のやる気を見せている、我らがGである。なぜそんなにやる気があるのかは永遠の謎である。昨年も塗装をしていたらしい。実家は塗装であるとか、ないとか。そんな彼に塗装体調を任せた。朝9時から呼ばれ現地に着いたらそこにいたのはY。彼女は、毎日旅行のような過程を経て学校へと向かっている。そんな彼女が一番乗りとは。恐れ多い。そこに颯爽と現れた帽子を被った青年。彼の名はI。家に置かれていた道具を持ってくるという任務のため自転車で来た。さらに待つこと、10分ほど。続々と他の面子が現れた。特に一年生の参加率が高くとてもありがたかった。前日にとても礼儀正しいラインをしてきてくれたN。割と早めに連絡をくれたW。あと、O。そしてなぜか行けないというラインをしてきたのがこちらもO。行けないラインは要りません。


 いよいよ塗装が始まった。天気の良い中、和気藹々(わきあいあい)と作業は進んでいく。隊長がいるため、何もしなくてもよくなって暇を持て余していた。看板をデザインしてくれたSは、ちょっと遅れてきたがその後せっせっと作業をすすめ、今年加入したKとともに絵を描いていく。そこで思わぬ活躍を見せたのがWである。彼女の書く字がとても上手い。これは完敗である。そうこうしている間に隊長がどこかに消えた。しばらくして、帰ってきた彼の手には、なんと雪見大福が。彼はのちに大きな罪を犯すのであった。

IとM塗料をこぼしつつも作業も半ばまで進んだところで2限組が去っていった。するとほとんど人がいなくなってしまった。残念ながらここで何が起きたかはわからないが、2限が終わり戻ってきたときに、1女三人が地面をこすっていた。例の彼が塗料を緑のところに溢したそうだ。

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競合他社の研究


あれだけ注意されていたのに。そこでM、C、Mらは彼のしりぬぐいをいていたのだ。なんて優しいのだ。しかも全休だそうで。ありがとうございます。こうして完成した看板は想像以上の出来栄えであった。さて、どんな出来栄えなのか。当日のお楽しみである。

 

第二幕 完

 

 

第三幕

 

今日は、11月2日。早稲田祭前日準備の日である。なにをするのか。屋台の組み立てと機材の搬入である。つまり、そういうことだ。10時20分ごろに集合という連絡をしたはずなのに10時にだれもいませんと言われても、困ってしまう。ねえ。。10時半からの20分しか木材を受け取れないので早めに来てもらった。総指揮官、AとSのおかげ?で順調に組み立て終わり14時まで時間が余ってしまった。

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当日までお預けとなったかんばん


そこで、一行は昼ご飯を食べに行くことにした。数少ない一女のN、E、Nと二女は図星に行ったらしい。

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ずぼし


真偽は定かではないが。二男は麺爺にいくことにした。店へ入るとそこはまるでディズニーランドである。このままネバーランドに連れていかれたい。きづけばMが時間以内に食べる挑戦をしていた。本当にここはディズニーランドなのかどうか分からなくなってしまった。

そして機材を搬入し、完成したのが3時ごろである。昨年は何時に終わったのか覚えていないが圧勝であろう。そして解散した。

 

~番外編~

この日は、高円寺にある「たちばな」という餃子屋さんに二三男で餃子を食べに行く予定であった。が、その店は18時開店なのだ。15時から18時、三時間もある。その間どうしようと押し問答した挙句白紙になった。これで、「たちばな」に行くという計画は二回目の失敗をした。いつか食べに行ける日を望んで。

 

11月3日(土)快晴。

今日は早稲田祭初日である。早稲田アリーナの建設によって、例年よりも人が多くなるではないかという見込みはあったが正直見当もつかない。なぜなら、早稲田アリーナを使用する演技は「きゃりーぱみゅぱみゅ」、「BiSH」、最終演技の三項目しかないからだ。もっと使えよ。

九時集合のはずが、何人かの2年生は8時半に集合していた。朝早く着た割には特にやることも多くなく、手持ち無沙汰なCらには紙を切り切りしてもらった。

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チョキチョキ


そして、10時になった。人は全く来る気配がない。まだ始まっていないのかなと思いつつ、待つこと15分。一人目のお客さんが来た。どんな感じのひとかは覚えていない。3番目くらいに来たきゃりーぱみゅぱみゅを見に来たのだろうという人はとても良く覚えている。そこからぼちぼちと人が来始めた。

SとNに「目標は何人」と聞くとSは100人と元気に答えたが、Nは30人ですかねと彼女らしい答えをした。Nはもう少し頑張ろう。。11時過ぎごろ、それまでの6種類に加えて“黒蜜抹茶”という新しい味を販売し始めた。そこからはもう目を見張るような忙しさ。あれよあれよという間に5時になって販売は終了した。申し訳ないことにこの時わたくし含め何名かはBiSHの演奏を楽しんでおりました。大変ご迷惑をおかけしました。最後の方は買うと拍手をもらえたそうな。。

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拍手されてたみたい

11月4日

本日、早稲田祭二日目。朝からみんなを騒然とさせた男がいた。その名もA。彼は颯爽と現れ、みんなの目をくぎ付けにした。もともと来る予定のなかったA。なぜ彼は来たのかその謎はいまだに解けない。

そんなこんなで10時になり早稲田祭は始まった。全然人が来ない。まあ、日曜の朝から活動しようなんて人はいないものだ。なぜなら睡魔は人類の敵であるのだから。

ちょくちょく人は来たが昨日よりいなくね?という状況だ。RとAは、強気な勧誘で一人一人確実に客数を伸ばしていく。そんな彼女らの活躍もあり、売れ行きは順調であった。

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もはや怖い


昨日はなかなか声をかけられなかったSも今日になり、客引きが板についてきた様子で勧誘する。そんなこんなであたりには哀愁漂うような様子になり早稲田祭は幕を閉じた。1500個仕入れた大福だったが、最後一個50円という破格の数字を提示してなんと1250個ほど売れた。こうして、早稲田祭は終わった。

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最後の方

 

 

第三幕 完

 

終演

役職者の方々、私の理不尽なこともあったかと思いますがありがとうございました。

 

参加してくれた皆さま、三連休の二日間という貴重なお時間をいただき、ご協力いただいたこと感謝申し上げます。

 

買ってくれたお客さん、買ってくださりありがとうございました。

 

 

前半の方が力が入っているように思われるかもしれないですが当日のことは正直なところあんまり覚えていないです、すいやせん。

 

早稲祭で一番面白かったのは、どこぞのイケてる女子に「私とチュロス食べよう」とS君が腕を抱えられ連れて一人で帰ってきて屋台で食べていたことです。

 

*この物語は架空です。実在する団体、個人とは一切関係ありません。